7つの習慣🄬 活用コラム

第3回 営業現場で違いを生み出す! 個人のリーダーシップ

セルフ・リーダーシップの重要性

「7つの習慣🄬」を通して理解を深めることができるのが、リーダーシップです。
特に、個人と人間関係に関するリーダーシップです。

個人のリーダーシップつまり、セルフ・リーダーシップとは、自分の人生や仕事の進むべき道を定めるということです。
会社では、戦略的な事柄とルーティンで行う業務があります。いわゆる意図的、意識的にやっていく事柄と、無意識のうちに習慣化している事柄があります。
このような分け方で考えたとき、ルーティンの世界に入っている事柄は、マネジメント色が強いという気がします。
一方、自分が行きたい方向に向かって計画をしたり、戦略的に取り組んだりするところは、個人のリーダーシップに繋がっていくところだと思います。

考え方一つで仕事が変わる

営業の現場で活躍している人たちは多くいますが、営業職の方々の中でも様々な考えで働いている人たちがいます。
会社から与えられた売上目標を実現しようとしている人。
お客様の求める商品を適切に届けたいと思っている人。
お客様の課題に対して、期待を超える提案をして、感動を提供したいと思っている人。
もしあなたがこの3人の営業パーソンに仕事を依頼するとしたら、どの営業パーソンに仕事を依頼したいでしょうか?

この営業パーソンの違いはどこにあるのでしょうか。
「7つの習慣🄬」から紹介すれば、それは「第2の習慣 終わりを思い描くことから始める」の中で紹介をしている原則が関係していると考えています。
それは、ビジョン、決意、目的です。営業の仕事を単なる物売りとして捉えるのか、それとも、お客様の問題解決をするということで捉えるのか。その考え方一つでも、大きな仕事の差を生み出します。

このような、どんな人間でありたいかというものを、ミッション・ステートメントという形で、言語化するお手伝いを研修の中で行います。そうすることで、ご自身のキャリアの中の大きな目標を自分で考える、そこからスタートしていくことになります。

まず、自分自身がどのような人になりたいのか、どうありたいのか。そこから始めるのがリーダーシップであり、そこで初めて周りの人を巻き込める人間関係のリーダーシップを果たせるようになるのです。