7つの習慣🄬 活用コラム

第4回 人間関係のリーダーシップを通して、成果の最大化を実現する

周りを巻き込み成果を生み出す

第3回のコラムでご紹介した個人のリーダーシップを果たした後に目指すのが、周りを巻き込み、これまでとは違う成果を生み出す人間関係のリーダーシップです。

単に「人間関係を良くしましょう」ということに留まらず、あなた一人では実現できない大きな成果を生み出す、それをシナジーと呼んでいますがシナジーを創り出すことが目的になります。

販売、接客の現場で関わる皆様は、社内の人との人間関係だけでなく、お客様との人間関係にも考慮しないといけないでしょう。

第4の習慣「Win-Winを考える」、まずここでのポイントが、Win-Winを考えることです。実現できるかどうかではなく、あなた自身の姿勢が求められています
お客様が得たい結果は何でしょうか。
あなたのメンバーが得たい結果、解決したいことは何でしょうか。
それを考えることから始めましょう。そうすると、様々なアイデアが生まれてくると思います。

相手の話に耳を傾ける

その後、第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」
自分のWinを先に伝えてしまってはいないでしょうか。まずはあなたの目的、狙いを伝えて、相手の思いをキイてください。ここでは、あえてカタカナで書きましたが、日本語では、キクというと、3つの言葉が浮かびます。「聞く」、「聴く」、「訊く」、それぞれ意味が異なりますね。
あなたはお客様やメンバーと会話をする時、どのようなキキ方をされているでしょうか。相手を理解するために傾聴するという行動によって、相手を深く理解することができるようになります。それによって、あなたが考えていた相手のWinが、どのようなものであったのかということを明確にすることができます。

そして、成果の最大化につながるのが、第6の習慣「シナジーを創り出す」です。
シナジーというのは、全体の合計が個々の総和よりも大きくなるということです。
1プラス1が3にも、それ以上にもなるということがシナジーを生み出している状態といえます。
互いの違いを尊重することがシナジーの本質です。違いを受け入れ尊重する為には、まずお互いが「自立」していることが必要になります。お互いが自立しているからこそ、他者を知的・感情的・心理的に違う存在として尊重できるのです。


この人間関係のリーダーシップのプロセスを通して、最初の案よりも良い、新しい第3の案を生み出すことができるのです。