ある若い夫婦が新しい家に引っ越してきました。ある日の朝、朝食を取りながら奥さんが窓越しに外を見ると、隣の家の人が洗濯物を干していました。
「あの洗濯物、汚れが落ちていないわ」と奥さんは言いました。「隣の人は洗濯の仕方を知らないのね。」
旦那さんも外を見ましたが、何も言いませんでした。
隣人が洗濯物を干す度に、奥さんは同じことを言いました。
数週間後、奥さんは窓から外を見て驚きました。隣の庭に、すっきりときれいな洗濯物が干してあったからです。奥さんは旦那さんに言いました。「見て。隣の人もやっと、洗濯の仕方が分かったみたいよ。でも、どうして分かったのかしら。」
旦那さんは答えました。「実は、答えを知っているんだ。驚くかもしれないけど、今朝早起きしてぼくがうちの窓をふいたんだよ。」
わたしたちは互いをどう見ているでしょうか。掃除をしていない窓を通して人を見てはいないでしょうか。すべての事実を知っているわけではないのに物事を判断してはいませんか。
営業している中で、お客様に聞きもしないのに、勝手に自分で、このお客様は買わないなど、判断してしまっていませんか? 時に、私達は、人を見た目などで判断してしまいがちですが、それはあくまで、あなた自身の物の見方によるものです。あなたのメガネで判断して、機会を失わないようにしましょう。